スクラッチ入門

【3日目】5日間で学ぶスクラッチ入門-キャラクター(スプライト)の動かし方を解説

アイキャッチ

「5日間で学ぶスクラッチ入門」の3日目にあたる今回は、スクラッチの「キャラクター(スプライト)の動かし方」について解説していきます。この記事を読むことで、ステージ上のキャラクターを自由に動かせるようになります。

3日目の目標

  • キャラクターをたくさん動かす方法を知ろう
  • キャラクターの向きを変える方法を知ろう
  • 複数の処理を同時に行う方法を知ろう

【復習】キャラクターを10歩動かす方法

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最初に、5日間で学ぶスクラッチ入門【2日目】で学習した、「ねこのキャラクターを10歩動かす方法」を復習していきましょう。

まず最初に以下のURLをクリックしてスクラッチの公式サイトにアクセスします。

>>スクラッチ 公式サイト

アクセスしたら、チュートリアルの「✕閉じる」をクリックして、チュートリアルを閉じましょう。

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次に、ブロックパレットの1番上にあるにある「10歩動かす」ブロックを、コードエリアにドラッグして置きます。

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最後に、①コードエリアに置いた「10歩動かす」ブロックを1度クリックしてみて、②ステージ上のねこのキャラクターが10歩右に動くのを確認出来たらプログラムの完成です。

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ソラタ
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よく分からない方は2日目の内容を確認してみよう。

キャラクターを50歩動かす方法

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ねこのキャラクターを10歩動かすプログラムの作り方が分かったところで、次はねこのキャラクターを50歩動かすプログラムを作りましょう。

ブロックパレットの「10歩動かす」ブロックを、コードエリアにドラッグして置きます。

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コードエリアに置いた「10歩動かす」ブロックの「10」をマウスでクリックします。

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次にキーボードを使って半角で「50」と入力して【エンター】キーを押します。この時、全角の「50」ではなく半角で「50」と入力するよう注意しましょう。半角と全角は【半角/全角】キーで変更することができます。

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最後に①「50歩動かす」ブロックをクリックしましょう。②ねこのキャラクターが50歩動くのを確認できます。

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先ほど作ったねこのキャラクターを10歩動かすプログラムの時よりも、猫のキャラクターがたくさん動いたの確認できるはずです。

ソラタ
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「50」の次は「100」を入力してみて、結果を確認してみましょう。

右に寄ったキャラクターをステージの中心に戻す方法

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ここまでの作業で、ステージ上のねこのキャラクターがかなり右に寄っているのではないかと思います。このパートでは、右に寄ったねこのキャラクターをステージの中心(最初の位置)に戻す方法を解説していきます。

ねこのキャラクターをステージの中心に戻す方法は次の2つがあります。

キャラクターをステージの中心に戻す方法

  1. 【方法①】スプライトリストを利用する方法
  2. 【方法②】ブロックを利用する方法←オススメ

【方法①】スプライトリストを利用する方法

スプライトリストを利用して、キャラクターをステージの中心に戻す方法を解説していきます。

この方法はスプライトリストの「↔ x」の値と「↕ y」の値を変更します。

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最初にスプライトリストの①「↔ x」の値を半角の「0」に変更し、次に②「↕ y」の値を半角の「0」に変更します。すると、③ねこのキャラクターが最初の位置に戻るのが確認できます。

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【方法②】ブロックを利用する方法

ブロックを利用して、キャラクターをステージの中心に戻す方法を解説していきます。

最初にブロックパレットの中にある「x座標を(数字)、y座標を(数字)にする」ブロックを、コードエリアにドラッグして置きます。

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次にキーボードを使って①x座標の数字に半角で「0」を入力し、②y座標の数字に半角で「0」を入力します。

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最後に①「x座標を0、y座標を0にする」ブロックを1度クリックしましょう。すると、②ねこのキャラクターが最初の位置に戻るのが確認できます。

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こちらの方法は一度ブロックを作っておけば、ブロックをクリックするだけでねこのキャラクターを最初の位置に戻すことができるので、スプライトリストを利用する方法よりもおすすめです。

キャラクターの向きを変える方法

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このパートでは、ねこのキャラクターの向きを変える方法を解説していきます。

まず最初に、ブロックパレットの「↻ 15度回す」ブロックを、コードエリアにドラッグして置きます。

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その後、①コードエリアに置いた「↻ 15度回す」ブロックを1度クリックしてみましょう。②猫のキャラクターが時計回りに15度回転するのを確認しましょう。

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次に①「↻ 15度回す」ブロックの数字をマウスでクリックし、②キーボードを使って半角で「90」と入力し、【エンター】キーを押します。

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その後、①コードエリアに置いた「↻ 90度回す」ブロックを1度クリックしてみましょう。②猫のキャラクターが90度回転するのを確認しましょう。

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以上でキャラクターの向きを変えるプログラムの完成です。

ソラタ
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余裕のある方はブロックの中の数字を変えてみて、結果がどうなるか確認してみましょう。

傾いたキャラクターを最初の向きに戻す方法

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ここまでの作業で、ステージ上の猫のキャラクターが傾いていると思います。このパートでは猫のキャラクターの向きを最初の向きに戻す方法を解説していきます。

ねこのキャラクターの向きを最初の向きに戻す方法は次の2つになります。

キャラクターを最初の向きに戻す方法

  1. 【方法①】スプライトリストを利用する方法
  2. 【方法②】ブロックを利用する方法←オススメ

【方法①】スプライトリストを利用する方法

1つ目のねこのキャラクターの向きを最初の向きに戻す方法が「スプライトリストを利用する方法」になります。

最初にスプライトリストの「向き」の数字をクリックします。

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次に①キーボードを使って半角で「90」と入力して、②【エンター】キーを押します。すると、③ねこのキャラクターが最初の向きに戻ります。

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【方法②】ブロックを利用する方法

2つ目のねこのキャラクターの向きを最初の向きに戻す方法が「ブロックを利用する方法」になります。

最初に、ブロックパレットの「90度に向ける」ブロックを、コードエリアにドラッグして置きます。

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次に、①「90度に向ける」ブロックを1度クリックしましょう。すると、②ねこのキャラクターが最初の向きに戻ります。

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また、このブロックは、中の数字を変更することで、ねこのキャラクターの向きを指定した向きに変更することができます。

これまでの動きを合わせてみよう

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実はスクラッチでは複数の動きを組合わせることで、より複雑な動きをすることができます。

そこでこのパートでは、これまで別々に行っていた「ねこのキャラクターの移動」と「ねこのキャラクターの回転」の動きを組合わせたプログラムの作り方を解説していきます。

今回作るプログラムは上画像で表される、1度の実行で「ねこのキャラクターを50歩移動し、時計回りに90度回転し、再び50歩移動する」プログラムになります。

最初に、①ブロックパレットの「10歩動かす」ブロックを、コードエリアにドラッグして置き、②ブロック内の数字を半角の「50」に変更します。

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次に、①ブロックパレットの「↻ 15度回す」ブロックを、コードエリアにドラックして先ほど置いたブロックに結合し、②ブロック内の数字を半角の「90」に変更します。

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次に、①ブロックパレットの「10歩動かす」ブロックを、コードエリアにドラッグして先ほど置いたブロックに結合し、②ブロック内の数字を半角の「50」に変更します。

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最後に①ブロックをクリックしてプログラムを実行します。そうすることで②「50歩移動→時計回りに90度回転→50歩移動」の処理を行った結果が反映するのを確認してみましょう。

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以上でプログラムの作成は終了です。

「1秒待つ」ブロックを入れると途中の処理を見ることができる

ねこのキャラクターを50歩移動し、方向を時計回りに90度変えて、再び50歩移動するプログラムが正しく動作することは確認できたけど、「途中の処理がどうなっているのか分からない」と思った方もいるのではないでしょうか?

基本的にスクラッチでは、プログラムを実行した際、プログラムを実行した「結果」のみがステージに反映されるので途中の処理を確認することができません。

このパートでは、プログラムの途中の処理を確認する方法を解説していきます。プログラムの途中の処理を確認するには、処理と処理の間に「1秒待つ」という処理を加えます。(↓画像参照)

最初にブロックパレットの「1秒待つ」ブロックをコードエリアにドラックして、「50歩動かす」ブロックと「90度に向ける」ブロックの間に結合します。

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次にもう一度、ブロックパレットの「1秒待つ」ブロックをコードエリアにドラックして、「90度に向ける」ブロックと「50歩動かす」ブロックの間に結合します。

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最後に①ブロックをクリックして、プログラムを実行してみましょう。このプログラムなら、②処理と処理の間で1秒の停止が入るので、途中の処理も確認することができます。

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5日間で学ぶスクラッチ入門【3日目】のまとめ

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「5日間で学ぶスクラッチ入門」の3日目では、ステージ上のキャラクター(スプライト)を動かすプログラムの作り方について解説してきました。今回の内容をまとめると以下になります。

まとめ

  • キャラクターを動かすには「10歩動かす」ブロックを利用する
  • キャラクターの向きを変えるには「15度回す」ブロックを利用する
  • スクラッチでは複数のブロックを組み合わせることができる

「5日間で学ぶスクラッチ入門」4日目では、キャラクター(スプライト)の見た目を変える方法について解説します。今日の内容をよく復習して4日目に臨みましょう。

4日目はこちら

以下のサイトの画像を引用しています
スクラッチ 公式サイト

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